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資金計画の真意

代表取締役 永田 勝健 自己紹介へ
2024/07/03(水) お金の事

 

「家づくり」は 

誰もが初めての経験であるもの。 

ゆえ、住宅会社側から 

予算や希望する家の大きさについて 

質問を投げかけられても 

「どう答えていいのか分からないから困る」 

というのが本音ではないでしょうか。 

 

実際、人から聞いた情報や 

ネットやSNSなどから仕入れる情報で 

なんとなくこれくらいなんだろうなー 

という指標を知ることは出来るものの、 

あくまでそれは平均的な指標であって 

必ずしもそれが自分にとってベストだとは限らないわけですしね。 

 

そんなわけで弊社では、 

「予算はいくらぐらいでお考えですか?」 

という質問は一切投げかけず、 

一緒に予算を導き出していくという作業を 

最初のステップとして行っています。 

いわゆる「資金計画」という作業ですね。 

 

 

では、弊社が行う資金計画とは 

一体どのようなものなのか。 

何をどのように決めていくのか。 

これについて今回はお伝えしていきたいと思います。 

 

✔️理想と現実のギャップを埋める作業 

 

弊社では、 

どんな場所に住みたいかやどんな家を建てたいかを 

先にお聞きした上で予算を組んでいくのではなく、 

まず総予算を算出してから 

どんな場所に住みたいかやどんな家を建てたいかを 

お聞きするようにしています。 

 

こうしている理由は、 

自分たちの理想と現実(理想の家づくりと理想の返済) 

との間に生じるギャップがどれくらいあるのかを 

まずは知っていただきたいからです。 

 

これを知らないまま家づくりを進めてしまうと、 

今後とんでもない状況が 

待ち受けることになるかもしませんからね。 

 

例えば、自分が住みたい場所で 

自分が建てたい家を建てるとなると 

諸経費なども含めると4500万円かかるとしたら、 

一方で、固定金利で毎月の返済を 

9万円以下に抑えたいとしたら、 

借入を3000万円にしないといけないため、 

理想の家づくりと理想の返済を両立するためには、 

1500万円前後もの自己資金を 

準備していただかなくてはいけないのですが、 

身内から多額の資金援助でもない限り 

これだけの自己資金を準備出来る方は 

そうそういらっしゃらないと思います。 

 

ゆえ、こういう状況に陥った場合、 

単純にローンの負担を増やすしか手段がなくなってしまいます。 

 

仮に準備出来る金額が500万円なら 

借入が1000万円増えるため 

毎月の負担を3万円アップさせるか、 

あるいはそのアップは流石にキツいので 

返済金額を抑えたいとなれば、 

金利が安い変動を選ぶことで 

そのアップを1.5万円までに抑えるか、 

という感じですね。 

 

まー、変動金利を選ぶ場合は、 

金利が上がることによって 

下手をしたら3万円以上負担が上がってしまうかもしれない 

というリスクを今後ずっと抱えながら 

暮らしていかないといけませんけどね。 

 

一方で、準備出来る自己資金と 

毎月の返済金額を先に算出した上で、 

家づくりを進めるようにすれば、 

自己資金500万円と借入3000万円を合計した3500万円の中で 

どのような土地を買い、どのような家を建てればいいかを 

あらかじめ理解した上で土地選びと設計が出来るようになります。 

 

つまり、今後の暮らしに 

大きな負担や不安を背負うことなく 

家づくりをすることが出来るというわけですね。 

 

とはいえ、口で言うのは簡単ですが、 

実際のところ、理想と現実の間に生じる 

1000万円ものギャップを埋めるのは 

そう簡単なことではありません。 

 

つまり、家づくりの予算を抑えるために 

選ぶ土地や建てる家を見直したとしても 

1000万円もコストを落とすのは流石に難しいというわけですね。 

 

ゆえ、弊社では住宅ローン選びや各種保険の見直し、 

そして貯蓄の手段の見直しなどをアドバイスしたり 

提案させていただくことによって、 

家づくりを見直すだけではカバーしきれない部分を 

完全にカバーするようにしております。 

 

というわけで次回は、 

家づくり以外の部分である 

お金のことについての見直しや提案を 

どのような考えをもってさせていただいているのかについて 

お伝えしていきたいと思います。 

 

建築資材の高騰によって 

建築代が上がっている現在では、 

この作業はとっても大事なことであり、 

これから家を建てるのであれば 

例外なく誰もが真剣に考えるべきところだと思うので、 

次回もぜひご覧いただけたらと思います。 

 

それでは、、、 

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