スタッフブログ
秋はきのこが旬の季節です。
10月15日が「きのこの日」だと知っていましたか?
きのこの需要は10月がピークとのことで、
日本特用林産振興会が1995年(平成7年)に
10月の真ん中である15日を記念日にしました。
松茸をはじめ、今が旬のきのこを宣伝し
美味しいうちにどんどん賞味してもらおうというのが狙いです。
この時期はハイキングや山登りのシーズンですね。
そこで、今回はきのこ狩りについてです。
きのこ狩りは誰でも気軽に楽しむことができ
また、新鮮な空気に包まれる森や林の中を歩けば
心も体もリフレッシュされるでしょう。
ただし、自然を相手にする以上、マナーや注意点がありますので簡単に紹介します。
★禁止されている場所には入らない
基本的にきのこが生えている山でも
「国立公園」「国定公園」「自然保護区」「都道府県の自然公園」では
きのこの採取は禁止されています。
最近は山の奥地まで林道が延び、車で山の深くまできのこ狩りに行けるようになりました。
しかし、ほぼすべての山は所有者や管理者がいるので、
きのこ狩りの許可を得るなどしてトラブルには気を付けましょう。
なお「国有林」は比較的きのこ狩りに向いているといえるでしょう。
★森や山を荒らさない・ゴミは持ち帰る
きのこの本体は地下の菌糸です。
地上のきのこを採取しても地下の菌糸にはほとんど影響がないと言われています。
きのこを採ったら、地下の菌糸を傷つけないように掘った土は戻して落ち葉をかぶせておきましょう。
コケや樹皮をはがすのも最小限にする。
また、プラスチックやビニールなどの自然に分解されないゴミはもちろん、
生ごみなどのやがて土になるゴミに関しても捨てるのはマナー違反です。
また、森や山は野生生物の棲家でもあります。
きのこ狩りの際はクマやイノシシ、鹿などにも注意を払いつつ、
動物たちの環境を守ることも忘れずしましょう。
★採る量は食べる分だけ・怪しいきのこは持ち帰らない
きのこを味わって楽しんだり、種類を覚えるのは良いことですが
採るのは食べられる量だけにしましょう。
また、土を掘りおこし地面に出てない小さいものまで探すのはやめましょう。
食べられるきのこでも、古いものはカビやバクテリアが繁殖していて
中毒の原因になるかもしれません。
虫食いの激しいものも採るのはやめておきましょう。
きのこの中には専門家でも種類の判別が難しいものがあります。
初心者の方は、経験者やガイドの方と同行するのがベターです。
★現場での仕分けと持ち帰り
採ったきのこは現場で仕分けをしておきましょう。
カビの生えたものが混ざっていると
他のきのこもカビてしまうので注意して取り除きます。
きのこは蒸れやすく壊れやすいのでカゴなどで丁寧に持ち帰りましょう。
採ったきのこはシアンなどを含む種類もあるので加熱して食べることが原則です。
古くなるの菌が繁殖するので新鮮なうちに食べましょう。
またきのこは消化が良い食べ物ではないので
一度に大量にたべることはやめましょう。
以上、きのこ狩りの注意点をまとめてみました。
これらのことに気を付けて、きのこ狩りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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