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住宅金融支援機構(東京都文京区)が民間金融機関と提供するフラット35の
2018年6月の適用金利が発表されました。
◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の主力タイプの金利幅は…
1.37%(前月より+0.02%)~2.01%と、今月は金利を引き上げました。
0.02%とは言え3か月ぶりに金利が上がりましたがフラット35史上低金利を更新中となり、
魅力的なサービスを提供中です。
◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の金利幅は以下の通りです。
1.31%(前月より+0.01%)~1.95%と、中期に関しても金利を引き上げました。
◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下のタイプの金利幅は…
1.81%~2.45%
◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの金利幅は…
1.75%~2.39%
以上のようになっています。
今月のフラット35は、全てのタイプで金利を引き上げました。
他の金融機関が、金利を引き上げる中フラット35に関しても同様に金利を引き上げました。
しかしながら、メガバンクが、0.05%も金利を引き上げる中
フラット35は、0.02%の引き上げでしたので急激に上昇することはないようです。
そして、金利が上がったとはいえまだまだ歴史的低金利の今の時期がチャンスといえます。
今月の住宅ローンの動向は、日本国債の金利は上下動を繰り返しながらも
横ばいで推移していたので、今月は多くの金融機関が金利を据え置くことを予想していました。
しかしながら、じぶん銀行、新生銀行が一部金利帯の金利を引き下げました。
一方で、
住信SBIネット銀行、ソニー銀行が金利を引き上げるなど金融機関によって対応がわかれました。
また三菱UFJ銀行や三井住友銀行、フラット35も長期金利を引き上げています。
2019年の消費税増税を控え、これから夏にかけて住宅市場は盛り上がりが予想されます。
住宅ローン金利が現在のように低い状況を保ったとしても、
住宅価格が上昇してしまっては意味がありません。
そろそろマイホームを購入したいと考えている方は、
物件探しに手を抜かず、希望する物件が見つかったら早めに動くことが大切です。
多少の物件価格の差であれば、金利が低い住宅ローンを賢く選び、
繰上げ返済を活用すれば、無理なく返済できるケースも少なくありません。
今月の住宅ローンを総括すると、
金融機関によって対応が大きく分かれた月と言えます。
日本国債の金利がこの1ヶ月でほとんど変動していないことを考えると、
これだけ対応に差が出た理由は、金融機関各社の金利予測がそれだけ難しかったということです。
今後の住宅ローンの金利動向ですが本年度後半の金利上昇を予想しています。
しかし、それまではまだ金利の上がり下がりはありそうです。
先月前半は米国金利が3%を明確に超え、
日本金利もつられて上がる気配を見せていましたが、
ここにきて欧州の政治不安から米国債が買われ、日本金利が急低下しています。
また2018年6月1日に関しては、日銀が買いオペレーションを予想外に減額したことから、
日本国債の金利が上昇しました。
このように金利の変動は毎月必ずありますが、米国の景気が後退しない限り、
将来の金利は最終的には上昇するはずです。
現在購入を検討している物件があるという方はもちろん、
住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとっても、
金利が低下した金融機関の住宅ローン商品は要チェックです。
そして
今後の不透明な金利状況の可能性を考えると、フラット35は、借入時から完済時まで全期間固定型の住宅ローン商品なので、
今借り入れた方は35年後の完済時までずっと低金利の恩恵を受けられる…というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、
何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、しっかりとそれぞれの住宅ローン商品のメリット/デメリットを理解し、
家族のライフプランに合った住宅ローンを選択しましょう!!
※下記のサイトにて、
フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいませ。
【フラット35】の利用を予定している方、住宅ローンの新規利用・借り換えをお考えの方など、
いずれにしても早めに行動へ移すことをお勧めします!!
金利が上がったとはいえ、2018年5月の住宅ローン金利も、
過去最低水準で推移していることに変わりはありません。
現在購入を検討している方はもちろん、
住宅ローンを借り換えのタイミングを見極めているという方にとって、
金利が落ち着いている今は検討する価値があるます。
住宅ローン金利が最低水準にある、この機会を見逃さないようにしましょう!