スタッフブログ
こんにちは。
チーフアドバイザーの宮里です。
今日のテーマは「小さいけれど住みやすい家のポイント」についてです。
家を小さくすることが出来れば、
家のコストも安くなるし、
土地代や外構代も安くなります。
また、光熱費や固定資産税といった
維持費(ランニングコスト)も安くなるし、
やがて必要になるメンテ費用や
増改築費用なども安くなります。
しかし、ただ単に
家を小さくしてしまうと、
普通に使いにくく住みにくい家に
なってしまうだけなので、
小さくても使いやすく
住みやすい家にするための考え方も
同時に知っていただく必要があります。
さて、今回は、
合理的な家の縮め方について
お伝えしていきたいと思います。
では、早速ご質問です!
あなたにとって、
「廊下」は絶対に必要なものでしょうか?
もし、必要であれば、
つくればいいだけの話なのですが、
いらないなと思っているのに、
出来てしまうとしたら、
それって無駄な場所だと思いませんか?
✔︎廊下がなくていい理由
廊下が出来れば、
廊下によって空気が分断されてしまい、
家の中に温度差が出来る原因となります。
いわば、廊下がペアガラスの真空層の役割を
果たしてしまっているというわけですね。
また、廊下のドアが開いていると、
空気が逃げているような気がするし、
廊下のドアは閉めなければいけないような気がして
反射的に閉めてしまいますよね。
結果、洗面やお風呂やトイレなどに、
エアコンの余熱が届かなくなるし、
2階建ての場合であれば、
1・2階の温度差が出来るだけじゃなく、
2階の部屋と廊下の間にも、
けっこうな温度差が出来てしまいます。
また、廊下が出来ることによって、
廊下のコストが余分にかかるのですが、
これに加えてドアやスイッチの数も増えることになり、
さらなるコストアップの原因となってしまいます。
以上のような理由から、
必要ないとお考えであれば、
そもそも廊下がない家になるように
プランを考えた方がいいというわけです。
コストをカットしながら、
快適性が高い家がつくれるわけですからね。
✔︎昔と現在の違い
次に、考えていただきたいことは、
昔と現在の違いです。
実家を想像してみてください・・・
例えば、うちの実家もそうですが、
昔の家には収納がほとんどありませんでした。
そして、寝室にはタンスが所狭しと
並べられていませんでしたか?
結婚と同時に婚礼ダンスを
購入するのが当たり前でしたからね。
また、お母さんのためのドレッサーが、
寝室に置かれていませんでしたか?
それに比べて現在はどうでしょうか?
部屋と収納を分けるのが
当たり前となっていませんか?
婚礼ダンスなんて買わないですよね?
化粧をする場所も、寝室ではなく、
洗面やリビングではありませんか?
さらに、昔のテレビはブラウン管だったため、
テレビそのものが場所を取っていたのですが、
現在は薄型テレビの時代だし、
しかもそれは壁掛けすることも出来るので、
テレビが場所を取ることすらありませんよね?
以上のことを踏まえて
寝室の広さを考えてみると、
果たしてそんなに広い寝室が必要なのでしょうか?
広々したリビングダイニングキッチンが
あることが当たり前となった現在は、
寝室は、文字どおり、
ただ寝るだけにしか使わない部屋ですからね。
であれば、必要最小限の広さで充分だと思いませんか?
わざわざコストをかけてまで、
ただの余白をたくさんつくったとしても、
どうせ寝るだけにしか使わないんですからね。
いかがですか?
こうやって掘り下げて考えてみると、
「確かにそう言われればそうだなー」って
お感じになりませんでした?
ちょっと長くなってしまったので、
今回はここまでにして、
続きはまた次回ということで。
それでは、、、