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子供部屋は必要?メリット・デメリット

代表取締役 永田 勝健 自己紹介へ
2021/10/13(水) 家づくりのこと

 

 

「頭のよい子は個室ではなくリビングで勉強している」

という本が出たのが約6年前です。

 

有名中学に合格した子どもの勉強方法を調べたら、

多くの子どもが子ども部屋を与えられながらも

勉強はそこではせずに、

リビングやダイニングテーブルでしていたという内容でした。

 

 

その本は「有名中学に合格する子どもを育てたい人」には

参考になるとおもいます。

 

またもう一つの「子ども部屋不要論」の

アプローチとして「親子のコミュニケーション不足」もあるそうです。

 

西洋風の間取りが定着し子どもに個室が与えられるようになると、

今度は「親子のコミュニケーション不足」が

問題視されるようになりました。

 

そこで子どもを子ども部屋に籠らせないために

子ども部屋をオープンな造りにしたり、

ドアを設けない説などが出てきます。

 

そこで今回は、子ども部屋の必要性と

メリット・デメリットについてお伝えいたします。

 

 

◆子ども部屋が原因なの?

 

「頭のよい子に育てる」「親子のコミュニケーションを取る」

 

この二つの事から子ども部屋が原因として

論じられることには疑問を感じます。

 

子ども部屋という個室が与えられようが与えられまいが、

それらのことは別な工夫で解決できることではないでしょうか。

 

それでは、子ども部屋は

本来何のために設けられるのでしょう。

 

多くの親は、まずは子どもが心身共に

健康に育って欲しいと願っています。

 

そして、そのように育つような環境を

与えたいと考えた時に、

子ども部屋はけして「いらないモノ」ではないのです。

 

小さい頃に親とずっとべったりしていた子どもも

いずれ思春期が訪れて、親に反抗し、自立の道を進みます。

 

思春期には、しっかり反抗してくれた方が

親離れも早くなると言われています。

 

早ければ小学校の高学年から、

中学頃がピークで高校生、大学生でも反抗期はあるものです。

 

この時期には子どもにも、許されるならば、

自分自身と向き合ったり考えたりできる、

1人になれる個室があっていいのではないかと思います。

 

 

 

◆親にとっても子ども部屋はありがたい

 

子どもの思春期・反抗期は、親にとってもエネルギーを要す時で、

言うことは聞かないし、危なっかしく、一番扱いづらい時期です。

 

でも、ここはぐっとこらえて

成長を見守っていなくてはいけません。

 

親にも忍耐がいり、かわいい子どもでも

距離を置きたいと思う時もあるのです。

 

親も子も、お互いの精神安定のためには

個室という存在はありがたいものなのです。

 

だからもし余裕があるなら、子ども部屋はあってもよいと思うし、

きちんと1人になれるよう戸や扉などはついていていいと考えます。

 

または、小さいうちはオープンな空間でも、

自立の時がきたら個室にできるような間取りにしておきましょう。

 

もちろんドアもつけられるようにしておきましょう。

 

個室を与えると勉強をちゃんとしているか、

ネットやゲームばかりしていないかなど

気を揉むかもしれないけれど、

思春期に入った子どもは半分大人です。

 

子どものことは、

もう子ども自身に任せていいのではないでしょうか。 

 

 


 

◆子ども部屋は必要最低限でよし

 

また、子ども部屋が快適すぎる必要はないでしょう。

 

空調も整備され、テレビ、電話、パソコンとこれらが揃うと

それこそ子どもは子ども部屋に籠ってしまいます。

 

お互い話をしない時期があっても、

子どもの様子を見守ることは必要です。

 

したがって居間に家族が集まる工夫をすること、

そのために子ども部屋は「最低限のものが揃っていればいい」

と割り切る考え方も必要です。

 

「頭のよい子」の話が出ましたが、

子ども部屋の「勉強机」については

熟考してみてもよいと思います。

 

たいてい小学校入学に合わせて買い揃えますが、

そこが物置と化すケースは多いです。

 

欲しがった時にシンプルな机を購入するか、

それこそ必要な時に広げられる

ちゃぶ台でもいいのではないかと思います。

 

 

◆子どもが巣立った後の使い道も考えておく

 

最後になりますが、これから自宅を建てたり購入する人は、

長いスパンで考えて間取りを選んで欲しいと思います。

 

子ども部屋の在り方はもちろん、

子どもが巣立った後の使い道などを考えながら、

自宅の間取りを検討してみましょう。

 

それでは、また!!


 (株)永太建工は、

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