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維持費がかからずメンテナンスが簡単な家Ⅱ
前回に引き続き、
♦補修や交換が可能なものを採用する♦ 築年数を経ると、 家のいろいろなところで補修したり、 交換しなければならない箇所がでてきます。 建物の構造躯体に比べて、 寿命が短いのでしかたのないことです。 補修・交換の回数が少なく、 簡単に補修や交換できるものを 選ぶことが大切です。
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例えば、建物の構造そのものがしっかりしていれば、 窓やドアの立て付けは戸車を交換したり、 蝶番部分の調整をすることで、 問題なく長期間使用することができるでしょう。 また、給水・給湯管も、さや管ヘッダー工法を 採用しておけば、壁や天井を壊すことなく、 さや管の中に配されている給水・給湯管を 交換することができます。 独特の形状をしたものや、特殊な部材だと、 補修や交換が必要になったときに 「その製品の補修は難しいので、全体を交換して」とか、 「製品が廃盤になっていた」という話をよく聞きます。 そうなると、費用が高額になったり、 工事期間が長くなったりと、負担が大きくなります。 古くなっても補修したり、 容易に交換できる汎用性の高いものを 選ぶようにしたほうが、 築年数を経たときにメンテナンス費用を 抑えることができるのです。 |
♦だれもが扱える素材や部材を採用する♦
住宅メーカーの中には、
特別な素材や部材を使用していることがあります。
その場合、アフターメンテナンスは
施工を請け負った会社でないと、
メンテナンスができないこともあります。
しかし、だれもが知っていいて広く出回っている
素材や部材については適切なメンテナンス方法も
普及しています。
そして、多くの会社が手掛けられる方法なら、
補修部材や交換部品もたくさん販売されているので、
多くの情報の中から一番安いものを
選ぶことができます。
また、工事が必要な場合でも相見積もりをとるなどして、
提示された費用が妥当な金額なのかどうか、
判断することで、
工事費用を最小限にすることができるでしょう。
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家を選ぶときには、 検討している住宅商品や建材について、 いろいろ質問してみましょう。 そして、施工会社が築年数を経たときの メンテナンスをどのように考えているのか、 アフターメンテナンスを どのように行うのか確認しましょう。 そして可能であれば、 築年数を経た施工例を見学させてもらって 自分の目で確認するのと同時に、 お施主様にアフターメンテナンスの状況を 聞いてみるとよいでしょう。 |