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11月に入り、立冬を迎えようとしております。
立冬は二十四節気のひとつで、冬が立つと書くように
冬の兆しが見え始める頃で空気がぐっと冷たくなり、冬の気配を感じる時期です。
なお、立冬から2月初旬の前日までが暦の上では冬になります。
毎年11月7日頃~11月21日頃にあたりますが、日付が固定されているわけではありません。
二十四節気は季節の移り変わりを知るために、1年を15日間ごと24に分けたものです。
太陽の動きに合わせて1年を24等分して決めるので毎年1日程度前後することがあります。
立冬といっても、立冬に入る日を指す場合と、立冬(二十四節気の第19)から
小雪(二十四節気の第20)までの約15日間をいう場合があります。
この時期になると、冬の使者「木枯らし」がやってきます。
その名の通り、吹くたびに葉を落としまるで木をからしてしまうように見えるからです。
西高東低の冬型の気圧配置になってから風速8メートル以上の北寄りの風が吹くと
「木枯らし1号」と発表されます。
立冬の過ごし方と習慣
日々の寒さが増す中で、本格的な冬に向け準備を始める時期です。
衣類や寝具のみならず、暖房器具もそろそろ準備しておきたいですね。
ちょうどそのころ「亥の子の日」がめぐってきます。
「亥の子の日」とは本来旧暦10月最初の亥の日のことですが
今は11月の第一亥の日を指すのが一般的です。
日本の文化に深く関わる陰陽五行説において「亥」は水にあたり火に強いとされているため
「亥の子の日」に「こたつ開き」や「炉開き」(火を使うこたつや炉を使い始めること)をすると
火事にならないと言われてきました。現在は火を使うこたつではありませんが、
暖房器具を準備する好機になっています。
また、子供をたくさん産むイノシシにあやかり、イノシシの子に見立てた「亥の子餅」を食べ、
収穫祝いや無病息災、子孫繁栄を祈願する習わしが主に関西でみられます。
今年の立冬には本格的な冬の準備を始めてみてはいかがでしょうか。