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家づくりの基礎知識「壁と床に接する巾木」

代表取締役 永田 勝健 自己紹介へ
2019/11/22(金) 家づくりのこと

 

 

こんにちは♪

今回の家づくりの基礎知識は「巾木」(はばき)についてです。

巾木とは、床と壁に接する↓↓↓このことです。

(幅木と書くこともあるそうです。)

 

最近では部屋をすっきり見せるデザインや

接合部をきれいに見せたりするデザインが流行っているため

巾木についても必要なのかという疑問は増えています。

では、本当に巾木を無くしてもかまわないのでしょうか?

 


 

★巾木の必要性

 

床と壁を作る際、施工上の隙間ができるのでそれを隠すために巾木を設けます。

隙間ができることで、床と壁が多少動いたとしても、力を逃してくれる役割もあります。

巾木がないと隙間から冷暖房の熱が逃げたり、あるいはゴミや湿気が壁の中に

入っていく原因にもなります。掃除機などが当たった際に壁を保護する役割もあります。

 

部屋をすっきり見せたいのならば、壁と巾木の色を合わせる、

巾木の高さを4~5センチ程度に抑えることでも随分と見え方は違ってきます。

 


 

★建築では「縁を切る」考え方がとても大切

 

巾木だけではなく、建築において仕上げ材が異なる部分に接するところは

接合部をきれいに見せるため「見切り縁」を設けています。

つまり「縁を切る」という考え方です。

たとえば床と排水管の縁が切られてないと、排水時の振動が床に伝わってしまいます。

また、タイルについても目地(つなぎ目のこと)を切ることで

タイル裏面への水の侵入を防ぎ、さらには目地を設けることで

焼き物タイルの微妙な寸法の誤差を調節してくれるのです。

つまり、振動や音、熱が伝わるのを防止する役割を担っています。

 

「家族の縁を切る」となれば、これは大事になりますが

建築では「縁を切る」という考え方がとても大切であり

住まいの機能を向上させるもっとも重要なポイントなのです。

 

こうした理由もあり、巾木を設けない時は壁の下地に補強材を入れますが

それでも床と壁の繋ぎ目は、巾木を設けた場合に比べて強くなりません。

 


 

掃除機をかける時も注意が必要ですし、ワックスを床にかける際も

巾木がないとワックスを壁紙が吸い込んでしまい、シミになることも考えられます。

 

また、仮にコストを下げたいという理由で巾木をやめても

巾木は建築コストの約1%ほどなので大きなコストメリットにはなりません。

すっきり見せたいといインテリアにこだわるのなら

こだわるスペースのみ巾木をなくすと良いでしょう。

他のスペースはできるだけ巾木を設けておいた方が

メンテナンスも手間もかからないということです。

 

それではまた(*^^*)

 

 

 


 (株)永太建工は、

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2. 自然塗料や無垢材など、身体にも環境にも優しい安心・安全な自然素材を使ったおしゃれな家をつくっています。

3. 食器棚や本棚、テレビボードなどの造作家具もデザイン、製作しています。

4. ブルックリンスタイルやカリフォルニアスタイル、ナチュラルスタイルの家といった海外のデザインを活かしたお家づくりを得意とし、お客様の希望する暮らしに合わせた提案をさせていただきます。

5. 新築の注文住宅、大規模なリフォーム、キッチンや洗面などのプチリノベーションまで、なんでもしています。

 

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