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40年返済という選択はダメなのか?

代表取締役 永田 勝健 自己紹介へ
2024/06/21(金) 家づくりのこと

人生100年時代に突入したと 

巷で言われているからなのか? 

長寿化に伴って退職年齢が延びていくからなのか? 

はたまた、家の価格が上がっていっているからなのか? 

住宅ローン返済の最長年数が 

35年から40年へと移行しつつあります。 

 

もちろん、住宅ローンは借金なので、 

無闇矢鱈に期間を延ばすよりも、 

早く返したほうがいいという意見の方が 

圧倒的に多いかと思いますが、 

個人的には返済年数が延びたのをいい事に 

借入金額さえ上げなければ 

最長の40年を選択しても良いのではないかと思っています。 

 

では、その理由について 

今回はお伝えしていきたいと思います。 

 

✔️理由1:保険期間が延びるから 

 

住宅ローン金利の中には、 

団体信用生命保険という掛け捨ての 

生命保険料が含まれているのですが、 

この保険があることによって 

債務者にもしものことがあった時に 

残債がゼロになるというメリットがあります。 

 

ゆえ、個人的には 

住宅ローンを借りた時点で、 

これまで掛けていた掛け捨ての定期保険があるとしたら、 

それは解約したらいいと思うし、 

住宅ローンにはせっかく死亡保証がついているのだから 

そんなに焦って借金返済をして 

無理にその保証をなくす必要もないかと思っています。 

 

というわけで、最長の40年で借りて、 

繰上げ返済なんて一切せず 

ずっと保証を継続してもらえたらと 

思っている次第であります。 

 

✔️金利圧縮<資産運用 

 

そして、もう1つの理由がこれです。 

返済年数を短くしたり 

繰上げ返済をすることによって、 

1%前後の金利を圧縮するよりも、 

返済期間を延ばすことで浮いたお金を 

これから40年間「積立投資」に回す方が 

はるかに手元にお金が残るからです。 

 

過去のデータを見ても 

平均で、年率10%の割合でお金が増えていっているし、 

保守的に6%で見積もったとしても、 

金利を圧縮するよりも7倍ぐらいお金が増えますからね。 

 

では、簡単に試算してみますね。 

仮に住宅ローンを3000万円、 

金利1.4%(全期間固定金利)で借りるとして、 

返済年数を35年にした場合と40年にした場合とでは 

総支払利息が1,231,866円 

違ってくる(40年の方が多い)んですが、 

返済年数を5年伸ばしたことによって 

毎月8,732円お金が浮いてくることになります。 

 

なので、この浮いたお金を 

今後40年間ずっと毎月積み立てしていくことにします。 

 

そして、このお金が 

年間で6%ずつ増え続けていくと仮定すると、 

40年後元本の4,191,360円は 

(8732円×12ヶ月×40年=4,191,360円) 

12,486,355円となるため、 

合計で8,294,995円もお金が増える 

ということになるんですよね。 

(元本が3倍になっています) 

 

先程お伝えしたように 

返済期間を5年延ばすことによって 

約120万円利息が増えようとも、 

その浮いたお金で約830万円お金が増やせるとしたら、 

こっちの方が絶対にいいですよね? 

 

そんなわけで、 

個人的には返済期間は長くしてもいいし、 

繰上げ返済もする必要もないと思っている次第であります。 

 

もっとも 

経済合理性は理解出来ても、 

どうしても感覚的に投資に抵抗があるとしたら、 

少しでも返済を短くし、 

少しでも借入金を減らし、 

繰上げ返済した方がいいですけどね。 

 

銀行の預金金利は0.001%なので 

そこにお金を置いておくよりは、 

1%の金利を圧縮した方が絶対にいいわけですからね。 

 

というわけで、 

これから家づくりを検討されている方は、 

こんな考え方があるということも 

ぜひ知っておいていただけたらと思います。 

 

それでは、、、 

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