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今回の家づくりの基礎知識は、トイレの照明についてです。
ホテルやデパート、美術館などのトイレに入ると
内装や照明がおしゃれなものが増えてきました。
ひと昔前は明るく清潔感のあるトイレが高い利用度を誇ってきましたが、
最近では内装材や色、照明にこだわった
新しい感覚のトイレルームに人気が集まっています。
一方、住宅のトイレは狭い空間であるがために、
特に照明はその手法に制約を受けます。
単独のトイレルームは一畳あるかないかの狭い空間のため
内装や照明が暗いとあまり心地よさを感じないのが一般的です。
天井灯は普通、部屋の中心に取り付けられますが、
便器の真上を避け、前方向か場合によっては後ろ方向にずらした位置に白熱灯60Wが選ばれます。
トイレは一般的に白熱灯が勧められます。
電気をつけたり消したりを頻繁に繰り返すトイレには
ランプ寿命が低下する蛍光灯より白熱灯が適しているからです。
そして、排泄物の色がよく見えるという理由もあります。
排泄物の色は健康のバロメーターですので
異常を見間違えないようにするためです。
またトイレは明かりの消し忘れ防止を考え、
人が不在の時は自動で照明が消える人感センサー付きの導入も勧められています。
トイレの照明は部屋が狭いため、ついおろそかにされがちですが
実は重要な空間になります。
それでは、また!